被災をくぐり抜けて…1

大きさから推測すると、地震の前後に生まれたと思われる野良の子猫。
母さん猫が必死に育てただろうに、ネズミホイホイに捕まり、動けなくなっていたところを保護されました。
病院で体中にくっついた強力なベタベタを取り除いてもらい、里親探し。

迎えたのは、津波で大きな被害を受けた松川さん宅。
被災後、年老いた愛猫の容態が悪化して亡くなった時は、家中の明かりがみんな消えたみたいな気持ちになりました。
みんなの心に明るい陽射しを運んでくれた子猫は、『ハル』と名付けました。
「ハルのお陰で家族が元気になれた」から、他のみなさんにも、「はーるよ、こい!」と願います。