アニマルクラブが出版した本の紹介する『ほんかわライブラリー』へようこそ!
本当にあった可愛い話、可哀想だった過去とその後?それぞれのストーリーを知ることで、あなたの優しさが、助けを求めている命に、手を差し伸べる力に進化していくことを願っています。
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既に在庫がない本に関しては、電子書籍で読むことができます。
【在庫なし】余儀なき別れの後で〜五井美沙作品集
東日本大震災の津波は、アニマルクラブから2頭の犬と1匹の猫、そして、29歳のボランティアさんの命をさらって行きました。
五井美沙さんは、仕事の帰りに、夕方の掃除や給餌に通っていました。口数の少ない女性でしたが、猫の部屋に入ると、愉しそうなおしゃべりが聞こえて来ました。自宅ではお祖母ちゃんの介護もしていました。
あの日、彼女は職場から海沿いの自宅に向かい、お母さん、お祖母ちゃんと家ごと流されてしまいました。その時、私は彼女の作品展の準備で、多賀城市民会館にいました。五井さんの描いた、アニマルクラブの犬や猫たちの絵だけが残りました。「こんなにも優しくピュアな人がいたことを伝えたくて」世に出したイラスト集です。
【在庫なし】カイが行くはずだった場所
震災前の美しい野蒜海岸に、捨てられた柴犬の母子を懐かせて保護しようと通いましたが、先に保健所に捕獲されてしまいました。頼み込んで、公示期間後に引き取って、ヘルパーさん宅に預り、娘は『カイ』と名づけて、里親探しを開始〜やがて、親子それぞれ暖かい家庭に迎えてもらうことができたところまでが、第1部。
でも、あの子達を迎えに行った時に、保健所に収容されていた犬や猫たちはどこへ行ったの?どうなったの?第2部は、カイが送られるはずだった宮城県動物愛護センターの殺処分レポート。
19年前の現実と、殺処分を行わなくなって野良猫が激増している現代を照らし合せて、動物行政の誤認と不備を追求して改善を求める人が増えることを願います。