ひかり＆つばさ

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多頭飼育の困ったおじいさんの家で保護された子猫たちです。
9月9日に保護、生後2か月ほどですが、体重が500、600gと軽くワクチンはまだ打てませんでした。
ワクチンが接種できたら里親探し会にデビューです。姉弟一緒に家族に迎えてくれる方をお待ちしています。
避妊手術を終えた母猫のエイズ、白血病の検査は陰性でしたが隔離期間後に個々で検査する予定です。
捕獲までのストーリーは2匹の紹介の後で。。。
※10月05日 1回目ワクチン接種
※10月10日 エイズ、白血病検査 陰性

ひかり ♀
人にはツンデレだけど、弟想いのお姉ちゃん。

つばさ ♂
捕まるドジっ子だけど甘えっ子の弟。

約2ヶ月くらい前から1匹の雌猫が子育て中ということは分かっていてＴＮＲの時期を見計らっていました。
仔猫を連れてくる様子もなく、グズグズしているとまた妊娠してしまうため今回捕獲して、術後の経過も問題なくリリースしました。
リリース後に念のため、家の周りをチェックしていると足元でガサゴソと動くものを発見。
仔猫と認識した時にはみんな散り散りに…2匹はお互いに呼び合っていたので声をたどって「つばさ」をなんとか捕まえました。
相棒の「ひかり」は軒下に逃げられてしまい、とりあえず「つばさ」に水分補給と食事をさせて、捕獲器を持って出直しました。
現場に戻って「つばさ」に呼んでもらっても、仔猫の鳴き声が聞こえません。。。
これは離れてしまったかなぁと思いつつ、周辺を見回っていると小さい田んぼの稲の間から「ひかり」と目が合いました！
ここか～と思って、捕獲器と「つばさ」を連れて田んぼに移動したところ、捕獲器に入るも体重が軽すぎて扉が閉まりません。
急いで車に戻って紐とペットボトルを持って、手動に切り替えて待っていると、なんとリリースした雌猫が「ひかり」を誘導して連れて行こうとしてます。
母猫が戻ってこないからお母さんの匂いをたどって子供たちが来てたところに遭遇したようです。
「つばさ」は一生懸命鳴いて2匹を呼んでます。
「ひかり」は母猫に付いて行こうとするも「つばさ」がついてこないので2匹の間を行ったり来たりしてます。
母猫は何日前かに自分が捕まった捕獲器と分かっているのでしょう、決して「つばさ」には近づきません。
やっと「ひかり」が捕獲器に入り、紐を引っ張って扉を閉めて保護できましたが勿論ご立腹です。
仔猫たちをキャリーに入れて撤収準備をしていると、母猫は我が子を最後に見たところでウロウロと子供たちを探していました。
親子を離すのは切なく可哀そうですが、母猫は術後の様子見期間で人に慣れる様子もなかったので仕方ありません。2匹を必ず一緒に幸せにしてくれる家族を見つけると母猫に約束して帰宅しました。その後も、もう1匹子猫がいたように見えたので通っていますが見当たらず、母猫は私の顔をみると威嚇しながらご飯をねだります。