高橋クリちゃん

 真冬の深夜に家の前に捨てられていた猫は、『くりまんじゅう』のような、きょとんと困った顔をしていました。穏やかで人なつこいのですが、伝染性白血病のキャリアとわかり、里親は見つからないと思っていました。
 ところが、「家には白血病陽性の老猫がいるのですが、子猫をもらうことは無理ですか?」という相談が来ました。子猫に2回ワクチンを接種するまでには、2ヵ月以上かかります。くりまんの話をしてみたら、嬉しい返事がきました。
 病気を持っているのは、猫のせいではありません。捨てた人に、幸せに生き直している『クリ』を見せて、自分の選択が間違っていたことに気づいて欲しいです。