『2年の時を経て…まなこモードが実現』

 震災の前年の3月の午前2時頃、まだまだ寒い時でした。仕事から帰ると、駐車スペースに段ボールが置かれていたので、てっきり誰かが野菜を届けて くれたのかと思っていました。着替えて、箱を取りに行き、あまりの軽さに胸騒ぎ…予感的中!しかも、へその緒を付けた目も開かない生まれたばかりの赤ちゃ んが3匹入っていました。誰かが私の家と知って捨てて行ったのです。

 半分眠って帰って来たのですが、それどころでもなくなり、その瞬間からまた“代理母稼業”が始まりました。

 中でも唯一の女の子、目の大きさばかりが目立つ『まなこ』は、なかなか大きくならないから心配の種でした。

 成長は遅かったけれど、お兄ちゃん2匹が一緒に東松島市にもらわれて行ったあたりから、本領を発揮。身軽だから、部屋中を駆け回りうるさくてしかたありません。「マナーモードにしろー!」と怒鳴っていました。

 怒鳴っていたものの、可愛いくて手放しがたくなってきた夏、仙台から里親希望者が現れました。複雑な想いでお見合いに行きました。街なかの高層マンションの最上階の素敵なお宅には、子猫を迎える準備もされていました。

 こうして深窓の令嬢になり、名前も『めめこ』に変わりました。セレブな日々の写真が届くと、消化不良の黄色い下痢便にまみれてヒヨコみたいにピーピー鳴いていたいた昔を思い出しました。

 当時のホームページ担当者にお願いして、『まなこモード』というコーナーを製作してもらい、まもなくアップという時に震災になり、彼のオフィスは津波にさらわれてしまいました。

 その後は、日々の対応に追われて精一杯の日々…。こちらの様子に心配して連絡をくださっためめこの里親さんから、ブログを始めたことを聞きました。波間に消えた『まなこモード』再生の意味も込めて、『めめこモード』にしてくださったそうです。

 アニマルクラブから巣立ったシンデレラ、まなこ改め『めめこ』をよろしく!

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