もも さく
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![]() 最初に捨てられた時 |
三度捨てられた兄弟です。その度に仮の名は付いたかもしれませんが、 もう変わらない名前は「桃太郎」と「咲太郎」。 生まれてから、捨てられても、捨てられても、ずうっと仲良しは、 後ろから見るとバレリーナみたいに脚が長く、別名“黒タイツ兄弟”でもあります。 最初の出会いは、ある予備校生からの相談。彼女が拾った4匹の子猫のうち2匹にはすぐ里親が見つかったのですが、 器量のよくないブチ2匹が残り、「次のチャンスまで面倒見ててね」と約束したのに、 しばらくしてから電話すると「欲しい人にあげた」と言いながら、詳しく聞くと「母の知り合いなので分からない」などと逃げ、 行方が分からなくなりました。 |
それから二ヶ月ほどして、「子猫が2匹ついてきたが、子供がゼンソクで家には入れられないから、 ダンボールに入れて外に置いてる」という相談がきました。里親を探すために写真を撮りにいってびっくり。 個性的なブチ模様が2匹が2匹共、予備校生が拾った子猫にそっくりそのままだったからです。 プリントした写真を照らし合わせてまちがいないと確信しました。 | ![]() 2度目に捨てられた時 |
![]() 2度目に捨てられた時 |
何度か里親探しの会にも参加したのですが、貰い手はなく、ワクチン・去勢も済ませて、 メンバーの知り合いのお宅に“しかたなく”貰っていただきました。ところが、一年近くたってから、 「やはり飼えない」と返されてしまいました。 「いつまでたってもなつかない」と言われたもも&さくでしたが、猫部屋の住人になってからは皆ともスムーズに打解け、 人間にもスリスリあまえっ子もします。馴らすための第一歩は、その子の個性をありのままに受容する心の余裕が肝心です。 |