みつまめ

「あなた、だーれ?」やんちゃな子猫時代

 ある町役場の不要犬猫の引き取り日に連れてこられた子猫でした。 若い職員は殺されることがしのびなくて、ミルクを買ってきて、小さな三毛猫を育てました。 貰い手を探しましたが見つからず、保健所に渡す期日が近づいて、アニマルクラブに相談しました。
 子猫は一時メンバー宅に預けられ、20歳の老猫タマの部屋で育ちました。 その後、小学生の末っ子が猫を切望しているというお宅に引き取られたのですが、 やがてその女の子が子猫をしつこく追いかけ回し、思い通りにならないと押さえつけたり、 つねったりするという相談を受けるようになりました。

タマおばあちゃんに
「あのね、内緒のお話だよ・・・」

女らしくなって、若猫トリオのボスに昇進!

 その子の話を聞いたり、猫の身になることを話してきかせたりもしました。 一度取り上げて、「もういじめないと約束します」という手紙をもらって、その時は返しました。 しかし、彼女が自分をコントロールできないことを知り、二度目は泣かれても、おばあちゃんに頼まれても、返しませんでした。 「動物との生活の中でいろいろ学んで、だんだんに大人になると思うから」と言われましたが、 動物を人間の教材のように扱うことには賛同できません。
 今みつまめは、クリととむすけと「若猫トリオ」を結成。 気弱なオスたちを従えて、のびのび暮らしています。