不妊手術で捨てる命は生ませない!

不妊・予防センターのご案内

あたしたちは猫の難民だった。
いつもお腹をすかせ、誰かがくしゃみをして、下痢をしていた。
そして、ティガの兄弟がふたり、あたしの妹も死んだ…
ティガとあたしは、幸せ行きのキャリーバックに入れられた。
あの家で生まれた子猫 の半分が幸せをつかみ、
半分は力尽きて消えた。
この家に連れてきてくれた女の人が言った。
「不妊手術で、不幸な命はもう生ませない」

  捨て猫や野良猫、保健所で処分される命を減らすためには、不妊・去勢手術の徹底だと痛感して、このセンターの開設にこぎつけました。趣旨に賛同して、ご協力くださっている医療スタッフと利用者の皆様に感謝申し上げます。

   価格が変更になりました(2011年1月)

アニマルクラブでは、2008年4月1日より、獣医さん方の協力を得て、週1回、「不妊・予防センター」を開設しています。
2010年1月より業務日は週2日に増えました。
そして、2011年1月、内臓の健康状態をチェックする血液検査も可能になりました。


 ここでできることは、

  1. 猫と犬(中型犬まで)の不妊・去勢手術

  2. 犬のフィラリア症の検査と予防・猫エイズ・猫伝染性白血病の検査。

  3. 犬と猫の混合ワクチン・国内初認可の猫エイズワクチンも実施。

 その他、ノミや耳ダニなどの外部寄生虫の駆除をはじめ、できる範囲での治療も実施しています。
 

当分の間、イオン石巻ショッピングセンター内ワイワイペットクリニック第2診察室で開院します。

「マイクロチップキャンペーン開催」
 マイクロチップは、直径2ミリ、全長12ミリの円筒形。
15桁の個体識別番号が記されていて、飼い主の名前や連絡先などの情報を登録しています。
災害や盗難などではぐれても、専用の読み取り機で、『身元』が確認できます。
しかも、耐久年数は約30年と、犬や猫の寿命より長いから、一生涯保持できます。
 装着方法は、犬や猫の首の後ろに、太い注射針のような、専用の使い捨てインジェクターで埋め込みます。
注射のタイミングで終わり、通常は痛がったり暴れたりもありません。
 義援金によるキャンペーンですが、可能な方は、2000円のカンパをお願いします。
 それで次のチップを購入して、宮城県にマイクロチップをが普及することを願っています。

  費用は通常の動物病院の約半額

野良猫や捨て犬に限らず、飼い犬・猫もご利用いただけます。
アニマルクラブで相談を受けたり、助けが必要と判断した動物たちの社会復帰の費用に充てます。多くの方々の利用が不幸な動物を助けることにつながります。

手術にあたっては、感染症の血液検査や検温を行い、これまでは「脱水していないか?貧血を起こしていないか?感染症にかかっていないか?」という血液の状態確認を行った上で、血圧・脈拍数・心電図を測定しながら、手術をしてきましたが、今年1月より、さらに、腎臓や肝臓・血中蛋白・血糖値の測定が可能になりました。
この検査をすることで、麻酔リスクの軽減や異常所見の早期発見が期待できます。年齢や食事内容もわからず、妊娠中だったり、出産直後であったりのリスクも多い野良猫や迷い猫はもちろん、飼い猫や犬であっても、外から見てはわからない体力や免疫力、ストレスを把握するためにも、より安心のサポートが確立したわけです。
但し、検査には費用が発生します。実費分2500円を、飼い猫・犬の飼い主さんにはご負担いただきます。飼い主のいない猫に関しては、フジコ・ヘミングさん、沓澤小波さんからの「青い玉助成金」を充当して、価格を上げない方針でいきたいと思いますので、ご理解下さい。
スタッフ一同細心の注意を払っていますが、それでも確認できない先天性の胸腔内奇形などもあり得ます。心配なことは遠慮せずに、事前にご質問・ご確認ください。

なお、手術後にもしも具合が悪くなった時には、ボランティアで来てくださっている獣医さん方の病院(ワイワイペット石巻クリニック・仙台市の若林救急動物病院など)で対応しますので、まず、アニマルクラブの担当スタッフまでご一報ください。

 診療時間午前10時〜午後6時

  開院日
    当分の間、毎週月曜日と木曜日

 手術は予約が必要です。

 ワクチンなども予めご連絡を頂けば待ち時間の短縮となります。

 連絡は、メールか留守電&FAX 0225(23)2680へ


「不妊センター利用者からのお便り」
仙台市の動物管理センターに収容されていた、お腹の大きな野良猫を引取り、不妊手術に連れて来た宮川さんから。
「アルネ」ちゃんは、マンソン裂頭条虫というとてもしつこい寄生虫がお腹にいたこと、極度の栄養失調だったことを考慮して、
術後不妊センターに来てくださっている先生の病院に3日間入院してから、宮川さんのお宅に行きました。


「先日はアルネちゃんの事で大変お世話になりました。
土曜日に退院し、今は我が家の個室で寛いで頂いています。

術後は御陰様で順調です。
ただ、足にも問題が有る事がわかりました。うまく力が入らないようです。
先生に見て頂いた所、極度な栄養失調の影響だろうとの事でした。
筋肉をも栄養にしなくてはならない程の状態だったんですね、、、。
2〜3ヶ月ゆっくり静養して様子を見てみようと思います。

今回、妊娠の勘違いや寄生虫の事、また足の事も次々と出てくる事実に驚きました。
ですがアニマルクラブさん、そして不妊センターの先生にご対処頂き、本当に助かりました。
ありがとうございます。

アルネちゃん、勘違いから処分されてしまわず、本当に良かったです。
管理センターには餌やりさんが『妊娠したから』と持ち込んだようです。
飢餓状態から脱する過程で、お腹が膨らんだだけなのに、、、

エイズも有りますが、元飼い猫なのでとても人懐っこく、穏やかな子です。
ご理解の有る里親さんをじっくり探したいと思います。
                   2010年3月1日  宮川」

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